音声ペンを活用した視覚障害者に対する情報提供手法の検討

2015.6.1 |

視覚障害者は人間の五感のうち5割以上を占めるとされる視覚からの情報取得が制限されることで、外出や移動等、日常生活の様々な場面においてバリアが生じています。私たちは、音声による視覚障害者等の移動情報取得支援システムの確立を目指し、システムの研究開発を行いました。
本検討では、視覚障害者の約90%を占める弱視者を対象として、シンプルな機能に特化した端末の活用により、幅広い層に使いやすく、手軽かつパーソナルな移動支援情報が取得可能なシステムの構築と、本システムの有効性の検証を目的とした実証実験を、宮城県仙台市をフィールドに実施しました。

具体的には、誰にでも使いやすく、手軽、安価、パーソナルな情報取得が可能といった特徴を有する「音声ペン」と「スマートフォン」を活用し、Push型およびPull型を組み合わせた、音声による情報提供システムを構築しました。
実証実験では、実際の道路上に本システムを導入し、被験者(弱視の方)が本システムより提供される情報を基に目的地まで移動する形で行い、システムの使用性・有効性を評価しました。その結果、多くの被験者から「本システムは移動の役に立った」という回答を得ることが出来ました。

<検討の流れ>
①情報取得・ニーズの把握
②情報提供コンテンツの開発(必要な情報の選定)
③プレ実験
④システムの評価・改善
⑤実証実験
⑦検証・評価
⑧システム確立

 

<実験の様子>

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本システムの概要

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被験者の評価

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